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就職実例
就労体験から就職成功までの
実例をご紹介します
体験を行った約3人に2人が、さまざまな業種に就職
私たちは利用者様1人1人の話をしっかり聞き、実際の企業における体験を通してその人に合った業種や職種を探していきます。
体験を行った約3人に2人が就職をしており、就職後のサポートもしっかりと行うことで、仕事を無理なく続けられるようお手伝いをしております。
ウイングを利用して
就職につながった実例
実例 01
就労経験もなく、
やりたい仕事がわからない
(20歳:知的障害)
サポート校を卒業後、自宅で過ごす毎日を送る...
- 学校を卒業後、自宅での生活が長くなりすぎて、生活リズムが崩れていく
- 家族が町の相談支援事業所へ依頼し、当事業所へ相談・体験を経て利用開始
平成27年8月に入所し、自分の得意なことを知ることからスタート!
- 本人の思い
- 本が好きだから、本屋さんで体験してみたい!
- 家族の思い
- 就労に関する訓練を受けながら、自信をつけて仕事に関して、見極めや選択ができるようになってほしい。
本人・家族の思いを聞き取り、まずは新しい生活リズムや環境に慣れることに目標を設定し、来所をスタートしました。また次にどんなことを体験してみたいか・・・など本人の好きなことを把握し、体験先の開拓をすすめていきました。
清掃・接客業・品出し・リネン業・倉庫内軽作業・食品工場などの
企業実習を体験
「仕事ってなんだろう?」、自分に合っていることが何か分からない・・・ということで、たくさんの職種の企業実習を経験しました。
企業実習を通しての課題点の発見・改善
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課題 ①
周囲からのアドバイスを聞き入れることが苦手であり、嫌な時には態度で表してしまうことがあり、受け入れるまでに時間が必要とされた。
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解決内容
企業実習を通し、働いた際を想定した指示の受け入れを、実際の作業の中で何度も練習し繰り返した。仕事をするうえで必要な指示も、本人へ分かりやすく説明することでスムーズに受け入れることができた。
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課題 ②
働いた経験がないことから、会社でのルールが分からず、自分のペースで休憩をはじめる、また仕事を継続する体力がついていなかった。
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解決内容
実習先ごとのルールに沿って作業することから始め、体力を見ながら、必要に応じて休憩時間を入れていった。またスポーツを通して、体力向上・他者とのコミュニケーションを持つ機会を作っていった。
やりたいことを見つけ、得意なことを強みとし、就職へ!
企業実習を通して、接客業に興味を持ちました。
その中でも特に品出しだったらできそう!と本人のやりたいことも見つかり、いざ就職へ。
本人としては、品出しは好きだけど・・・レジはできそうにない。と不安があったため、品出しのみの企業を開拓。企業様も本人の得意なこと・特性を理解してくださり、本人ができそうな仕事を企業全体で考えてくださいました。
今では品出しを始め、賞味期限チェック・チラシ折り・封入作業・清掃・サンプル品作り・・・などなどたくさんの業務を任せられるようになり、働く楽しさを毎日実感しています。
企業様からも、実習を通して本人の作業性や人柄を知ることができた。
また、従業員の方も、実習の中で本人の特性を知れたことで、何を任せていこう・・・などと考えられる良い機会となった。とのお声をいただきました。
実例 02
後遺症が残るなか、
諦めずに就職
(57歳:高次脳機能障害)
営業先で突然の意識喪失、脳梗塞で入院に...
以前は大手企業の営業マンとしてバリバリ働いていましたが、突然の病気発症による長期入院に。
退院後、職場復帰を果たすも、後遺症が残り高次脳機能障害と診断を受けます。覚えること・話すことが難しく、出来ることを頑張り働いていましたが退社することになりました。
ウイングに出会うまでは時間を持て余し、苦しい日々を過ごしていました。
僕は人が好きだから、人と関わりながら働きたいのです
言葉が上手く伝わらない・作業がなかなか覚えられない・・・。
病気を発症する前の自身を思い返し苦しむこともありましたが、就職への思いは変わることはありません。今の自身を見つめ、何ができて何が難しいかを把握することから取り組みを始めました。
様々な実習を通して自身の作業性を見極める
- グループ実習
- リネン業・接客業・品出し業務・清掃業・倉庫内軽作業
- 個別実習
- 入力事務(PC)・食品加工業
- 見えてきたこと
- ・笑顔や物腰の柔らかさの部分で企業からお褒めの言葉をいただいている
・細かな作業では美しく仕上げることに難しさがある
・自身の体力以上に頑張り過ぎてしまうことがある
グループ実習から見えた課題を踏まえ、個別実習へとすすんで...
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課題 ①
手順や作業工程が多い作業では周囲の人よりも時間を要することがある。
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解決内容
メモに残すことや時には写真を残すことで、反復学習を行う繰り返し練習を重ねることで、定着を図り、作業の正確さ・仕上がりの美しさ・スピードが向上した。
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課題 ②
言語障害(発音・発声)が残っているため、相手に言葉が伝わりづらい。
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解決内容
言語聴覚士によるトレーニングと並行して毎日の発声練習を行い、一語一語をはっきり・ゆっくりと発声することを意識して行ったことで、企業で必要な報告・連絡・相談が相手に伝わりやすくなり、周囲とのコミュニケーション(会話)が弾むようになった。
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課題 ③
周囲の確認が充分でなく、自身にも周囲にも危険が及ぶことがある。
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解決内容
次の行動に移る前に必ず一呼吸おいてから周囲を見渡ことにすることで、物や人にぶつかることが少なくなり怪我をすることが減った。
また、作業の確認を意識できるようになりミスが出にくくなった。
強みは、途中であきらめないこと!
面接練習の成果を発揮し、自身の強みをしっかりと企業にアピールすることができました。
本人の頑張り・やる気・明るさで、採用決定。大手物流倉庫の清掃員として就職することになりました。
作業の抜けを防ぐため、企業ご担当者様・本人・ウイング職員で相談を行い、一日の作業スケジュール表を作成しました。また、視力の低下に伴い細かな汚れが見えづらいため、隅から隅までを二回拭きあげるなど、苦手な部分を克服する工夫を日々続けながら取り組んでいます。
苦手な事を避けずチャンスと捉え、決して途中であきらめない前向きさ。
笑顔を絶やさず明るい声で挨拶する朗らかさ。
企業からの理解と共に信頼を得ることができ、いまでは企業の一員・無くてはならない存在となられています。
実例 03
兄弟で利用。弟のお手本
となることが出来た。
(23歳:知的障害/利用当時19歳)
ゲームや読書が好き。家族の相談で利用を開始
平成25年12月1日 利用開始(就労移行)
・若く、生活習慣が整っていないため継続した通所を目指し、働くリズムを作っていくことを目的とする。
・弟も自立訓練を利用される。
工賃あり実習を勧めたことで意欲が向上
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課題 ①
自宅にいた時間が長いため、体力がなく、実習参加には消極的で体調不良が原因で欠席や遅刻することが目立つ。
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解決内容
ゲームや本が欲しいという願望があり、工賃あり実習を勧めた。
自分が自由に使えるお金を得られることに意欲が向上し、工賃あり実習を無理なくこなすため体力向上を目指すようになり、結果的に、欠席・遅刻も無くなりました。
平成28年2月1日 雇用/家族と協力して続けられるようにサポート
雇用先:クリーンネット(作業内容:ペットボトル・缶・ビン仕分け作業)
・就職当時は頑張っていたが、期間が経過するとともに慣れが生じ欠席が増えてきている。
・ゲームのし過ぎなどにより睡眠時間の確保が難しくなっているとのことで、自宅訪問を行いご家族にも協力を仰ぐことで解決出来ている。
・弟におこづかいをあげたり、就職を勧めたりと兄としてお手本になることが出来ている。
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